飯能百景 1

飯能市

飯能市は入問川の上流に渓口集落として発展した都市で、県立奥武蔵自然公園の拠点であり、県内では屈指の観光都市です。

「飯能」の語源については諸説があります。例えば、榛の木が生えていた野が由来になったという「榛野」説や、「萩野」がなまったという説などです。

奈良朝時代(715)に高麗人1千7百99人を武蔵に移して高麗郡を置いたため、牧畜・農工・織布等、我が国よりはるかに優れた技術か移入され、高麗人と日本人との交流により江戸中期から絹織物をはじめ木材取引の市がたち新地の開墾が盛んに行われ、

集落の分布が定まってきました。

明冶15年には早くも町制を布き、大正4年武蔵野鉄道(現西武鉄道)が飯能まで敷かれ昭和4年に吾野線が開通しました。また、昭和6年国鉄八高線の東飯能駅ができ、更に15年には川越線が開遁しました。昭和29年市制を施行し、県内で9番目の市になっています。

位置は、埼玉県西南部にあって、東経最東139度23分、最西139度09分、北緯最南35度48分、最北35度58分です。地形は、北西から南東に細長い形をし、海抜最低部71㍍、最後部約879㍍。総面積134・06平方㌔㍍のうち、約7㌫が山林地帯です。

古い伝統があるだけに文化財や史跡も多く、また、正丸峠・伊豆ヶ岳・天覧山・多峯主山などのハイキングコース飯能河原・名栗谷・宮沢湖といった遊覧地も多くあります。

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