飯能百景 4

多峯主山

天覧山の北西に位置するこの山は、海抜2百71㍍。このあたりの山ではひときわ高く、周囲の展望もよいことからハイキングコースの中間点として知られ、たいへんにぎわいます。

登り口には飯能笹(昭和16年3月県指定天然記念物)やアズマザサ等が約15平方㍍にわたり混生しています。また、源義経の母、常盤御前にまつわる伝説が多く、この山に登ったとき、あまりの風景のよさに後を振り返り振リ返り登ったといわれ、この名がついたといわれている見返り坂や、よし竹常盤丘宝きょう印塔などがあります。

中腹には、いまだかつて水の枯れたことのないといわれる雨乞池があり、頂上近くには、享保17年(1732)に上州沼田城3万右の大名となった黒田直邦の墓(昭和33市指定史跡)があります。

頃上には、約1万2干個の河原石に経文が書かれ、埋没されている経塚とよばれる塚((明和2年のもの)1765)があり、古くから信仰の山として親しまれてきた山てす。

戻る