この赤根ヶ峠は、飯能市の市街地から西へ3㌔㍍ほどのところにある標高約210㍍の峠です。
この峠は、入間川添いの大河原の集落から成木川支流の直竹川添いの下直竹の集落へ通じる道が、丘陵を越えるところにあって頂上は六つの道が交差しています。赤松・杉・クヌギ等に囲まれた静かな峠で、小さな稲荷祠があります。
この大河原を通り赤根ヶ峠を越え、成木、青梅市へ通じる道路は、飯能成本道と呼ばれていました。
その後、畑のトンネルが完成して、飯能成木道は廃止され、飯能青梅道と改称されました。畑トンネルの工事は、難行したようで、明治42年ごろはじめられ、44年に完成したようです。