この池は、大字芦苅場宇鯉ヶ久保514にあります。現在は飯能ゴルフ場に周囲をかこまれています。池はもともと農業用水として利用していたもので、現在も引き続き使用しています。
この池の歴史を「鯉ヶ久保池説明碑」によると、この池は、地下からの湧水をたたえたもので、面積は約2㌶です。古来芦苅場村をはじめ、馬引沢村、田木村、上大谷沢村、下大谷沢村、中沢村、笠幡村の7か村により、かんがい用として維持されてきましたが、寛政12年(1800)には、徳川幕府もその重要性を認め、改修のために補助金を下付するに至りました。さらに昭和15年(1940)には、皇紀2600年記念として村民自らが改修を行いました。現在は、市の所有となっていて約50㌶におよぶ水田のかんがい用水源として、重要な役割を果たしています。