飯能百景 72

明治天皇御野立所の石碑

この明治天皇御野立所の石碑は大字中居にあります。加治貞継の開基といわれる宝蔵寺の東側を山に向って歩いて行くと左手に松休が見えてきます。この松林と住宅の間を歩いて行くと右手にこの石碑があります。

明治16年4月に、明治天皇が近衛諸兵対抗演習の戦況視察のため登頂されたことを記念して、羅漢山から天覧山と改称されたことは、よく知られています。

この石碑があるように、戦況視察のため天覧山だけでなく、この中居地区の高台も演習を見わたせるほど、見晴しのよい所だったのでしよう。

今もこの場所に立ってみると、精明の双柳地区が一望できるほど、見晴らしのよい所で、”もう一つの天覧山”ともいわれています。

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