飯能百景 83

南高麗の時計塔

この時計塔は、南高罷地区の上直竹下分地内の山峡の三差路の道ばたに立っています。この三差路を右へ行くと、山王峠を経て原市場地区へ、左は、滝の入のタブの木、石灰焼場跡などの名所があります。また、杉、ひのきなどの造林のすばらしい所で、,ハイキングにも最適の所です。

時計塔は、昭和3年6月に、御大典記念として、約1・7㍍の石柱の上に箱に入れられたネジ巻き時計を地元の青年団の手で作られたものです。

以後、時計が老朽化したため、近くに住む山田さんが昭和35年10月に交通功労者として、表彰されたのを記念に、電池時計を贈り、自ら時計番を引き受けています。

現在の時計ほ、3つめのもので、昭和45年4月にとりかえた丸型の電池時計です。

時計塔の近くには、バスの停留所もあり、バスの利用者、ハイカーなどに時を知らせる大事な役目をはたしています。

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