このトンネルは、県道飯能・青梅線の市街地から南高麗地区へ向って行くと、大河原からの坂道を登りきった所で、大字下畑にあるトンネルです。-
明治42年に工事に着工し、43年に完成したトンネルで、長さが78・3㍍、高さは約3・8㍍あります。
当時から飯能と青梅は、経済的にも密接な関係があったため、人の往来も頻繁にありました.しかし、双方をつなぐ道は山道を通る不便なものでした。そこで山にトンネルを掘る計画がたてられ、当時とするとこの工事は難しく、煉瓦積みの工事は新しい技術を要するものでした。
現在も多くの人に利用され、緑の山間を通るこのトンネルは、狭いながらも重要なトンネルです。